「水素のダイエット効果」が、テレビや雑誌で取り上げられることが増えましたね。
このページでは、水素のダイエット効果の他に、ダイエット以外の美容効果、おすすめの水素水や水素サプリなどをお伝えしていきます。
水素のダイエット効果
水素のダイエット効果は、抗酸化作用による新陳代謝の促進!
水素を体内に取り入れることで得られる痩せる効果、それは、抗酸化作用による新陳代謝の活性化です。
それでは、抗酸化作用によって新陳代謝が上がる理由、そして新陳代謝が上がれば痩せる理由について見ていきましょう。
抗酸化作用とは、何?
H2水素サプリメント
抗酸化作用とは、「体内の”活性酸素”を取り除く作用」です。
活性酸素は体内に入った酸素が上手に栄養素と結びつけなかったことで余り、そのまま酸化してしまった状態のものを指します。
体内の酸化は鉄が錆びる仕組みと似ていて、放っておくと連鎖を起こし、どんどん広がっていく性質があります。
活性酸素が体内で増え続けると、ダイエットに関わる弊害としては新陳代謝(新しい細胞を作り出す機能)が低下してしまい、それによって新たな筋肉細胞の生成、脂肪を燃焼させるための代謝酵素の生成が阻害されます。
筋肉細胞の生成が阻害されると、せっかく筋トレしても筋肉量が増え辛くなり、そして代謝酵素の生成が阻害されると、せっかくの食事制限や有酸素運動効果がダイエットに直結し辛くなる点に注目です。
運動で得られるはずの痩せる効果が抑制され、さらに新陳代謝も弱まるのですから、身体が酸化すると「太りやすく痩せにくい体質」になってしまうと言うことです。
活性酸素が増える条件
活性酸素が増えてしまう条件は多岐にわたります。
・排気ガス・電磁波・環境ホルモン・紫外線・食品添加物・栄養不足・ストレス・喫煙・激しい運動
ご覧のとおり、活性酸素が体内に発生する原因は現代生活そのもの。
絶対に発生させたくないなら車の通らない山奥で、家電製品なしに栄養満点の食事を作り、紫外線を浴びずにストレスなく暮らす他ありません。
さらに、活性酸素は加齢とともに体内増加しやすくなるそうです。
また、激しい運動をすると発生するということは、筋トレと活性酸素発生のジレンマも生じますね。
そのため、痩せながら若さを保つためにアンチエイジングやトレーニングする人の中では”水素摂取”はかなりポピュラーになってきているようです。
水素は活性酸素と結合して、活性酸素を水にする性質がある!
水素のダイエット効果は「抗酸化作用」とお話ししましたが、具体的な仕組みは活性酸素の除去作用になります。
水素は体内に入り込むと活性酸素と結合し、水となり、そして尿として体外に排出されます。
この作用によって体内の活性酸素を除去し、さらに新たな活性酸素の発生を抑える効果も。
人の新陳代謝は10代の頃がピークと言われていますが、年齢とともに痩せにくい体質になってしまう原因のひとつが、この活性酸素の増加だと言われています。
水素のダイエット以外の効果
水素のダイエット以外の効果は、基本的に「アンチエイジング効果」です。
言い換えると水素のダイエット効果は、アンチエイジング作用によって起こる「副産物」だと考えることもできます。
水素のアンチエイジング効果は、細胞の若返り
水素によって得られる美容効果は、総じて「新陳代謝が上がったことによる細胞の若返り」です。
細胞の生成活動が若返れば、肌細胞、血管細胞、筋肉、などなど体全体が新しく作られるスピードが向上します。
代表的な例を挙げると、肌のターンオーバー機能が上がりシミを改善出来たり、血管年齢が若返ることで肌に透明感が出たりといった効果が有名ですね。
細胞の生成活動は身体の若さそのものですので、活性酸素の除去で身体の年齢を実年齢よりも若く保てる。という言葉で包括できます。
水素水のppmって、何?
水素水に含まれる水素の含有量は、ppmという値で表されます。
ppmとは、パーツ・パー・ミリオン(parts per million)の頭文字を取った略称で、100万分の1の濃度を表すために用いられる単位です。
水素水の場合は、水1リットルに対して1mgの水素が含まれる場合に1ppmと表記されます。
基本的にはppm値が多いほど良い製品(水素濃度の高い製品)と考えて間違いないのですが、いつくか注意点があるので先にご説明します。
水素水を選ぶときの注意点
水素は目に見えないほど小さい元素であるため、水素水の製品パッケージを開封していなくても、時間の経過によって徐々に水素が抜けてしまうという問題点があるようです。
アルミ缶よりもパウチタイプの水素水の方が、水素が抜けにくいと言われているようですが、結局はどの容器でも時間の経過とともに抜けていくそう。。
気になるのは水素が抜けていく時間ですが、これも保存条件や製品作成工程によって左右されるそうで、製品ひとつひとつにハッキリとした実験結果は無いようです。
また、水素は空気に触れると散っていくため、水素水の商品説明欄を見ると、『開栓後は水素が徐々に抜けていきますので、2~3時間を目安にお飲みください』といった説明書きが書かれています。
アルミパウチ水素水に関しては、開封するまでの水素の抜けはアルミ缶より少ないとは言え、蓋が無いものが多いので一気に飲み干す必要があるでしょう。
どちらにしても表記されているよりはppm値は低いであろうと考え、ppm値の高さや水素抜けの少なさを過剰に謳った高額商品は避けた方が良さそうです。
水素サプリを選ぶときの注意点
続いて水素サプリメントについてですが、こちらは選ぶときのppm表記に注意が必要です。
まず、ppmは「濃度を示す値」なので、小さなカプセル状のサプリメントのppm値と、しっかり水に溶け込んだ水素水のppm値は全く別物と考えなければなりません。
サプリメントのppm計測方法は開発会社独自で行っており、必ずしも水素水より高濃度の水素を摂取できる訳ではないようです。
そもそも濃度を表すppmであるのに、水素濃度ではなく、『水素発生量○○ppm』と書かれているのが困ります。
曖昧な計測ルールの「水素発生量〇〇ppm」と、水1リットルあたりの含有量「水素濃度〇〇ppm」とでは、比較が不可能です。
なぜこういった比較の利かないものを同じ単位ppmで表記すのかは謎ですが、こういった背景から、サプリメントを選ぶ場合の条件は以下になります。
水素サプリメントの比較基準
- 水素の”発生量”が、『水素水なら何ml分になるのか?』といった“含有量”と比較してある製品を選ぶ
- 水素の測定方法や測定結果を公表している製品を選ぶ
水素サプリメント20種以上を徹底リサーチしたところ、水素の効果効能だけを羅列したものも多く、上記の条件を満たす製品はごく少数でした。
プラセンタやビタミンなどの美容成分をミックスさせ、水素はどれだけ入っているか書いていないサプリなども非常に多いため注意です。
水素水のおすすめ製品
水素水のppm値は、常温の水で作るとMAXで1.6ppmほど。
サプリメントなどで「水素水○本分」と換算する場合にも、これを指標に表記されることが多いようです。
水素水のppm値は製造過程で高圧力・低水温にすることで1.6ppm以上に高める技術が開発されていますが、ppmは製造時が最大値で、その後徐々に低下していきます。
おすすめ水素水:①
伊藤園 H2
まず、お値段の安い水素水でおすすめは伊藤園のH2です。
ITOENの水素水「H2」のppm値は以下のとおりです。
- アルミ缶タイプ・・0.4ppm~0.8ppm(410ml 200円)
- アルミパウチタイプ・・0.6ppm~1.6ppm(200ml 200円)
伊藤園H2はコンビニやスーパーにも置いてあるため、飲みたいときにすぐ手に入る点で最も優れています。
安い水素水のラインナップに含まれる水素量は各社大差がなく、0.4~1.6ppm・容量200~410ml・価格200円前後といった感じのようです。
おすすめ水素水:②
セブンウォーター
ppmの濃度を重視するなら、セブンウォーターの7.0ppmが最強です。
セブンウォーターは専用のキットで水素水を作成する製品で、500ml当たりに換算すると「214円」。
伊藤園のアルミパウチタイプ(200ml 200円)よりもお得で、高濃度の7.0ppmである点、作ってすぐ飲めばppmが抜けない点がおすすめポイントです。
その他の水素水
他にも以下のような、1.6ppmを超える水素水もありましたが、1本当たりの値段や容量を考えると、セブンウォーター(7.0ppm 500ml 214円)のほうがコスパは優れています。
- メディソル「縁」/パウチ 1.1~3.5ppm 500ml 335円
- メディソル「結」/パウチ 1.1~3.5ppm 350ml 263円
- しみわたる水素水/パウチ 2.2~2.8ppm 500ml 294円
- ふじおやまの恵/スチール缶 2.0~2.5ppm 200ml 280円
【水素水の注意点】でもお伝えした通り、水素水の水素は何もしていなくても徐々に抜けていきます。
その点を考慮すると、缶やパウチ製品を選ぶより、作ったその場で高濃度7.0ppmを飲めるセブンウォーターはやはり最強です。
おすすめの水素サプリメント
水素サプリメントに関しては、【水素サプリの注意点】でもご紹介したとおり、以下を判断基準におすすめします。
水素サプリメントの比較基準
- 水素の”発生量”が、『水素水なら何ml分になるのか?』といった“含有量”と比較してある製品を選ぶ
- 水素の測定方法や測定結果を公表している製品を選ぶ
20種類以上のサプリメントを調査した結果、条件に該当する信頼できそうな製品はたったの二つでした。
おすすめ水素サプリメント:①
【H2水素サプリメント】
H2水素サプリメントは、1カプセルで1.6ppmの水素水なら500ml相当、0.8ppmの水素水なら1000ml相当の水素量を発生させます。
製品紹介ページでは水素濃度を測定するメチレンブルー染色液を使った水素濃度の反応も公開しており、他製品と比較して信頼度は高そうです。
価格は60カプセル入りで12,960円。(1カプセル216円)
おすすめ水素サプリメント:②
【水の素(みずのもと)】
水の素は、1カプセルで1.6ppmの水素水1000ml相当の水素量を発生させます。
また、他の水素サプリの多くが曖昧にしている水素発生量や濃度を表す単位についても詳細に言及しており、製品の測定方法を細かく動画で紹介している点が他製品と一線を画しています。
動画の内容をかいつまむと・・・
つまり、1カプセルから17.5ml以上の水素ガスを発生させれば、1カプセルで水素水1L以上の水素を含んでいることが証明される。
水素サプリは体内で溶けて水素を発生することを考慮し、胃の中の状態を疑似的に再現した溶液で製品を溶かして水素発生量を測定する。
といった内容です。
17.5mlという新たな単位が急に出てきて混乱しますが、これは実験で測定する水素ガスを表す単位です。
公式HP内にはppmの表記説明もされており、以下のようにハッキリと水素発生量が記載されています。
価格は60カプセル入りで12,960円。(1カプセル216円)
サプリ業界のライバル製品なのか、なぜかH2水素サプリメントと全く同じ価格。
水素発生量を比較すると、H2水素サプリメントよりも、水の素のほうが2倍ほど多いようです。
- H2水素サプリメント・・1カプセルで1.6ppmの水素水500ml相当、0.8ppmの水素水1000ml相当
- 水の素サプリメント・・1カプセルで1.6ppmの水素水1000ml相当
まとめ
水素のダイエット効果は、抗酸化作用による新陳代謝の促進。
体内の活性酸素を中和し、太りやすくなった体質を痩せやすい体質に改善させる力を持ちます。
また、新陳代謝アップによって細胞が若返り、アンチエイジング効果が得られる点も見逃せません。
水素水を比較する場合は「ppm値」と「水素の抜けにくさ」に注目。
水素サプリを比較する場合は「ppm値」の他に、「測定方法」と「水素水に換算すると何本分か」に注目すると比較しやすくなります。